何だと思う?これね、ミキプルーンの苗木。
はじめに
WMMC Advent Calendar 2024,12/11の記事です。
https://adventar.org/calendars/10226
昨日はTanaportくんの ”クラシックの改良機体の話”でした。
ちょうど書き込みをuartから変えたかったので嬉しい記事です。
必要なもの
- チタン線(アルミ線でも可)(少なくともφ3くらいないとアッチアチになっちゃうかも)
- 鉛シート
- 硫酸(10%くらいのはamazonで売ってます.自動車のバッテリー液(濃度30%くらいらしい)あればそれがいいです.)
- 直流安定化電源(30V,30Aくらい出る奴がいい.自動車のバッテリー充電器でいい)
- 温度計(ガラスじゃないと溶けます)
- 蒸留水
- ホーロー鍋×2
- プラボックス
- ビーカー×1
- 普通鍋×1
- 氷+袋or保冷剤
- ワニ口クリップ(並みのミノムシだと溶けます)
- ガスコンロ
- 中性洗剤
- ゴム手袋
- 無水アルコール
- パイプユニッシュ
- 蒸留水
- 染料(布用のやつ)
- 木の棒(絶縁で熱に強いやつ.割りばしとか)
手順
磨き→洗浄→陽極酸化処理→染色→封孔処理
1.磨き
目的
目立った傷やバリがあれば磨いておく.
工程
バリ取り→1000~2000番くらいで研磨
2.洗浄
目的
アルミ表面の水性,油性の汚れ,金属粉を落とす.
工程
ゴム手袋を着用
中性洗剤で洗う→脱脂剤(無水エタノールとかフラックスクリーナーとか)で脱脂→蒸留水洗い
(アルミ表面が元から酸化してる場合)
こっから先は加工した部分の寸法が変わるので嫌な部分はマステ
ビーカーに染めたいものとパイプユニッシュ入れて3分くらいあっためる.(ちょっとシュワシュワしたら終わり.やりすぎるとアルミがちっちゃくなっちゃう)→蒸留水洗い
3.陽極酸化処理
目的
アルミ全体にちっちゃい孔開けまくる
工程
準備
- 染めたいもの
- チタン線(アルミ線でも可)
- 氷+袋or保冷剤
- ゴム手
- 硫酸
- 蒸留水
- プラボックス
- 電源
- 鉛シート
- 温度計
やってみる
まずは下の状態で10秒10~15V.ちょいとシュワっとしたらおk(表面の金属粉を落とせます.)
チタンやアルミの線を巻き付けた箇所は染まらないので,目立たない場所に巻き付けてください.
次に±入れ替えて,氷+袋or保冷剤,温度計を入れて20度以下に保ちながら30min~45minやります.(温度結構ムズイ)シュワシュワします
途中で泡が出なくなったら鉛板を新しいやつに変えてみてください
終わったらすぐに蒸留水洗浄!!空気に触れる時間は短くしてください.
5.染色
目的
とうとうアルミを染める.
さっき開けたちっちゃい孔に染料を押し込む.
工程
準備
- 蒸留水
- 染めたいアルミ
- 布用の染色剤
- 鍋
- 温度計(さっきの使う場合は蒸留水で洗ってからにしてください.)
- コンロ
やってみる
鍋に染めたいアルミと蒸留水入れて,布用の染色剤を規定よりちょい多めに入れます.
火にかけて50度で15~30分煮ます.(IHでもいい)(ときどき引き上げてアルミの色見ながら染料の量を調整)
終わったらすぐ蒸留水で洗います.
6.封孔処理
目的
染料が入った孔を閉じる
工程
準備
- ホーロー鍋
- 染めたいアルミ
- 蒸留水
- コンロ
- 温度計
やってみる
蒸留水を火にかけて,95~100度に熱します.そこにアルミをドボン.
30分間煮続けます.
(他の記事ではPHが5.5~6.5に保つのがいいって書いてあったけど,水ってあっためるとPH下がるので混ぜものいらないらしいです.インターネットが言ってました.)
完成
左がbeforeで右がafter.
お疲れさまでした.
下書きみたいな記事で良くないので時間があれば書き直します.質問には答えます.
学生大会の振り返り
全然ダメで泣きました.
妖怪泣きオタク専用車両がなかったので仕方なく普通車両に乗りました.
つくばエクスプレスの皆さんごめんなさい.
おわりに
次回のアドカレはTanaportくんの”ROS2でいろいろやるよ”です.ROS2使ってみたいからとっても楽しみ.